特に肝要なのは抑える部分

シナスタジアは、曲の後半になるとダブリングのバッキングとリードギター
ハモリのギターに加えピアノやシンセが沢山鳴って最高潮を迎えます。
ここをかっこよく聴かせるためにはどうすればいいでしょうか。


「音圧を稼ぎまくる!」とか「ドンシャリに!」とか色々選択肢はあると思いますが、
今回僕が選んだのは、ブレイク部分との落差を大きくする、という手法でした。
この落差が大きければ大きいほど、盛り上がった時にぐっと惹きこまれるミックスになるわけですが、
リスナーさんの再生環境を考えた時に、例えば地下鉄の中や車内と言った
S/N比が悪い場所も結構な高確率でありうるので、
「シグナル的にはそんな抑えてないんだけどテンションは凄く下がってる」みたいな音を
作ることにしました。