恒常性

芸術の価値は恒常的なものであり時代によって左右されるものではない。
流行廃りが生じるのはその価値を感じる人の心の側に変化があるからだ。
ある人が特定の芸術のジャンルを好きになる条件というのは
そのジャンルの持つ良さに対して敏感になれることだと思う。
芸術と呼べるだけのクオリティを維持していればどのような芸術でも何らかの良さが存在しており
それを感じ取る人間がそこに良さを見出すのだ。
つまり、芸術の価値と好き嫌いは同時に存在して然るべきものであり
嫌いなものを程度の低いものとして切り捨てるのはあまり褒められるものではない。


ここで、「良さに対して敏感である」ことを「波長が合う」という言葉で表現してみよう。
それぞれの芸術は、その真価を発揮できる固有波長を持っており
また、人間もそれぞれ固有の波長帯を持っており
芸術の固有波長が各々の波長帯内にあるとき初めて芸術の良さを感じ取るのだ。
この波長帯というのは訓練次第である程度までなら拡張できるものであり
「今まで聴かなかった音楽ジャンルを好きになる」というのがコレにあたるものと思われる。


段々何を書いているのか分からなくなってきたので誰か止めてください。(何